第103回
キャラが動くぜ『夕日ロマン』
 キャラが動いているのを見るのって、尖った乳首を見るくらい嬉しいよなぁ〜。って別にアニメの話をしているわけじゃねぇんだ、オラッ! まんがにしろ小説にしろ、キャラクターが作者の意思じゃなくて、自分の意思で動いているように見える時ってあるじゃないですか? そういう作品を読む時ってなんかこう心が弾むッスよ。作者の意思だけじゃなくて、キャラクターの意思が見える、っていうのが優れた物語である条件の一つだと思うんですよ!


 っうわけでファッキンデストロイに今回、紹介するのはカトウハルアキ「夕日ロマンス」だッ! 以前「シャッコ」http://mafuare.com/column/oinari/081.htmを紹介したが、弟がとても大好きな姉の学園生活を描いたこの「夕日ロマンス」もズバリ失禁寸前のおもしろさだ!
 1話目はストーリーも優れていて、弟が大好きだという気持ちをもてあまして暴走する姉の姿が実におもしろく描かれている。
 ただ……僕の個人的な感想ではあるが……ぶっちゃけた話が、それ以降のストーリーはすぐれているとはいいがたいものだと思う。多分、先の展開を考えて1話目を書いたわけじゃないと思うので、しょうがないことだとは思う。
 だからといっておもしろくないのかといえば、断じNOなのである!
 なぜかって?
 それは、キャラクターがどいつもこいつも魅力的だからだぁっ!
 メインキャラは勿論、数コマしか登場しないキャラまでグッと胸に残る。
 このキャラクターをもっともっと見ていたいと強烈かつ鮮烈に思う。
 別に殺人鬼だとか吸血鬼だとかそういうわかりやすいキャラ設定があるわけじゃない。みんな普通に学校に通って、ただちょっと天然ボケだったり、アホだったり、喧嘩っぱやかったりするだけなのだ。それなのにもう! もう!
 キャラクターを魅力的に描くこの妙技ッ! たまらんものがある。
 平凡な世界を舞台に魅力的なキャラクターを描かせたらカトウハルアキは漫画界でもかなり上位にくる逸材なんじゃねぇでしょうか。
 おまえらもとっととカトウハルアキの魅力に気づけオラッ! そして読めコラッ!