第94回
シバリョーの嫁は超プリティー
 オイ、オイ、オイ、オイ、オ〜〜〜イッ!
 テメーらに質問だ、タココラボケオラッ!
 今、一番可愛いキャラは? 
 と問われたらね、なんと答えるつもりだ?
 こなたとか二堂さんとか千早とか答えるだろうおまえとおまえとおまえに僕は絶望しとる。なぜそんな答えしか出ないのか? 
 どう考えたって、どう思考を巡らせたって、一番可愛いキャラは仏契り(ぶっちぎり)で司馬遼太郎の妻だろう、エーアーッ!

 昭和四十九年出版の司馬遼太郎のエッセイ集『歴史の中の日本』に収録された『私の愛妻記』は妻のプリティーさがイヤというほど炸裂した赤面必至の名作。
 手に風の中に差し出している妻に「なに、してる」と聞いたシバリョー。
 妻は「消毒、してる」と答える。
 ……かっ、可愛い! 
 なんちゅう天然ボケ。しかもお祖母ちゃんに教えてもらった消毒方法だというのだから余計に可愛い! なんちゅうか完全に萌え幼女の行動じゃないですか! マジかよ、シバリョーの嫁!
 さらに炊飯ジャーに魔法櫃と書いてあるのを見て、魔法でメシがたけると思ってナマの米を入れて待っていたと来る。くっはぁ! マジか? これは本当の話なのか? 本当だったら可愛すぎますよ。
 そして、シバリョーがつい勢いにまかせて人前でプロポーズしてしまった時に恥ずかしさのあまり颯爽と他人のふりをしてしまう妻の行動の妙ッ! 完璧だ。完璧の愛妻だ!
 妻の言動を見ていると宇宙人とくらしているのではないかと思うとシバリョーは書いている。これはなんてライトノベルのヒロインだよ! もはや殺しに来ているとしか思えない強烈なボケ娘っぷりを発揮しておきながら料理は上手というから完璧にもほどがある。二次元人としか思えねぇよ。三次元にこんな人間がいていいのか?
 ……あっ、もしかしてシバリョーの脳内にしかいないんじゃ?
 とにかく今、一番可愛いキャラは文句ナシでシバリョーの嫁だとみんなも完璧に理解したはず! この愛をどこにぶつければいいのかよくわからんので、とにかくネット書店でシバリョーの本を百冊注文した。おまえらもしとけ!