第91回
バイオメガは熊さんを見ろッ!
 ウイッス!
 秋といえば鮭! 鮭といえばどう考えても熊さん!
 というわけで今回、紹介するのは熊さん漫画だぜ、ベイビー!

 二瓶勉の『バイオメガ』はかなり未来を舞台にしたSF。ある陰謀によって感染した人間がゾンビ化してしまうウィルスがばらまかれる。そのウィルスに対する免疫を持った少女を巡って、企業のエージェント達が壮絶なバトルを繰り広げる……。
 ぶっちゃけた話というかみんな言っていることだと思うけど、二瓶勉には『BLAME!』の印象が強くて、絵はかっちょいいけどストーリーはよくわかんねぇ! という印象があると思うんですよ。
 そのため抵抗感のある人がいると思うけど『バイオメガ』は『BLAME!』に比べると相当にわかりやすく読みやすいので、抵抗感のある人も是非だ! きっと見直すと思うぜ?
 んで、だ!
 ハドルにハッタリがきいていて超カッコイイとか、スピード感がすんげぇとか、造形が相変わらす二瓶センス爆発でドキドキするとか、言いたいことは山ほどあるわけですよ。
 だけどそんな中でも特に言いたいのが熊が超カワイイということ!
 本作には二本足で歩き人間の知能を持つ熊が登場する。こいつがいい顔をするのだ。こんなにいろいろな表情をする熊をおまえらは見たことあるか? 下半身を常時丸出しにしたプーさんなんかメじゃねぇよ。エロそうで怖いじゃん、プーの奴は。プーの野郎の下腹部に狂気を感じるんだよ。
 それに比べてこっちの熊さんは超素敵!
 脅す時の怖い顔。食事にハチミツを渡された時の切なそうな顔。死人だと思って近づいた人が生きていた時の超ビックリした顔。ぼんやりとした時の隙丸出しの顔。こんなに熊の表情を描き分けられるのは二瓶勉だけだって。
 熊さんが出てくるたび、あまりの可愛さに脈拍があがりますよ、マジで。熊さんで高血圧ですよ。
 相変わらずストーリーがわかんねぇとかゴタゴタ抜かすヒマがあったら熊さんを見てニコニコしろってことですよ。
 バトルの格好良さは当然として、注目すべきは熊さんだ!
 熊さんを刮目して見よ!