第82回
おっ立てろ十代の魂 『DDD』
 おふっ、おふっ、おふっ!
 人気作品をわざわざ微妙な時期にレビューする意味ってなんだろう?
 そんなことを真剣に考えだしたら死んだらどうなるんだろう並に、夜も眠れなくなるので、真剣には考えません!
 僕がレビューしたくなったんだからそれでいいじゃねぇか!
 細けぇことをかんがえるんじゃねぇよ、ボケ、オラァァァァ!

 というわけで今回紹介するのは奈須きのこ『DDD』だっ!
 精神の影響で肉体を有り得ない姿に変えてしまう奇病アゴニスト異常症が蔓延した世界。その病気に関わる事件に巻き込まれて左腕を失った主人公は、両手両足を持たない美少年と出会ったことで、アゴニスト異常症の患者が起こす事件を解決することに……という作品だ。
 心が見事にねじ曲がっているけど人当たりのいい主人公、ややグロな殺人事件、熱いバトル、奈須節全開じゃねぇかチクショー!
 そして誰もが持っている若き魂みたいな部分をグリグリ刺激してきやがるちょっと耽美な言葉の数々がまた! ちょっと引用しますよ!
『それは骨の軋む幽かな夜。
 花開くような、美しい命の音。』
 どうですか、このセンス!
 センスがいいだとか、センスが悪いだとか、そういうチンケなことをなにかに勝った気でぐだぐだぐだぐだぬかしまくるアホゥは黙っとけ! 死ねッ!
 十代の心みたいな部分がビンビンにおっ立ちませんか?
 センスなんかくそくだらねぇことの問題じゃなくて、こいつはポルノと一緒だ!
 おっ立つか、おっ立たないか、それが問題だろうが? なっ?
 少しでもおっ立ったなら即買いだ! 
 中身はもっともっと凄ぇんだぜ?
 こんなことを書いておいてなんだが、そういった部分以外も素晴らしいから、なんとなく肌に合わないか、もと思った人も試してみる価値ありだ。
 キャラクターの特殊能力を巧みに利用したトリックはバリバリに冴えているし、特殊な精神病をテーマとした世界観は現代社会とリンクしていて考えさせられるものがあるし!
 そうそう、奈須きのこのゲームや小説に必ず登場する己の欲望のためなら、暴力上等殺人楽勝な超凶暴な妹キャラは今回も健在。しかも今までの妹でMAXに凶暴なキャラなんで、そっちのツボがある人も即買いだ!
 ……まぁ、買う人はオレが進めるまでもなく買っているだろうがな、ファック!