第72回
男ならゾンビ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
 今日も明日も明後日も笑えてちょっと切ないラブストーリーなエロゲーをやってんのか、オラッ! やってんだろう、オラ! 
 笑えて? 切ない? ラブストーリー?
 そ〜んなもんは生理前の少女が夢見心地で読むようなもんだろうが、ボケッ! いい年した大人がぁ!
 諸君らのチンポは泌尿器でも生殖器でもねぇ! チンポのことをなんて言うか知ってるだろう? そうだ! 男のシンボルだ! 男の印ですよ! 男の刻印ですよ! 男の玉璽ですよ! 市役所に転居とどけを出すときにハンコの代わりにチンコ出してもOKだっていうのは一般常識じゃねぇか。
 そいつをぶら下げておきながら笑えて切ないラブストーリーなんざやってる場合じゃねぇって話でしょ? 違いますか? なんか間違ったことを言ってますか!
 男ならば、エロ、グロ、ゾンビ! この三拍子がそろった作品にふれるべき!
 微妙なセクシー美女がゾンビに襲われるのを見てニタニタしたり、人間どもがゾンビに食われるグログロシーンやサメと戦うゾンビの腰が明らかに引けているのを見てニタニタしたり、やたらと絶望的なラストにチンポの先を濡らしたり!

 というわけで今回紹介するのは原・佐藤大輔、作・佐藤ショウジ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』だ!
 ある日、街中にゾンビが出現。ゾンビは当然のように人間を襲う。ゾンビに噛まれた人間は当然ゾンビ化! 高校の校舎に取り残された主人公達の運命はッ?
 いやーもー、実に典型的なゾンビ物なんだけど、その典型的な部分を、ぐばん! とド熱くヒートした作品なのだ。物凄いハイテンションで一気に進む進む! 生徒死にまくり、ゾンビ頭つぶされまくり! そこに銃器に詳しいオタク少年やら木刀を持った少女剣士やら勝ち気眼鏡などのジャパニーズオタク的に定番なキャラが加わってえらいことに!
 そしてところどころに「全てが終わってしまった日」という主人公のモノローグを入れてあおりまくる絶望感! 主人公の抱える絶望感がゾンビ物の肝! わかってらっしゃる!
 そして無駄に下着姿になりまくる女の子達! そして裸エプロンになったり、女の子同士で胸のもみ合ったり! 素敵だ! ワンダフルだ。センスオブワンダーだ!
 完璧!
 チンポの先っぽからゾンビ汁が噴水のように吹き出して止まれらねぇよ! 止められねぇよ!
 作品のところどころにゾンビ映画好きならニヤニヤしてしまうパロディーがあるのもいいぜ!
 花くまゆうさくの名作『東京ゾンビ』と並ぶ日本の偉大なゾンビ物!
 ビバッ! エログロゾンビ! 勃起しながら読めッ!