第57回
近況が書けない
 ……ウイッス。
 見事に風邪をひいてしまって、絶賛高熱中!
 年末進行で各〆切が12月の頭に集中しているというのに、ガッデメスト! いやまぁ、体調が崩れていた方がその逆境を乗り越える、という気合いが入って、テンションがもりもりになるってもんよ!
 というわけで、今回はレビューをする気力がないので、コラムだ。それはそれで! という前向きな気分で読んでいけ。

 僕は雑誌の後記を書くのが超苦手だ。近況とかを書けばいいのだろうけど、後記は基本的に文字数が少ない。僕の筆力では少ない文字数で、近況をおもしろおかしく書けないのだ。だからほとんど懊悩といっていいほど悩む。
 地獄の苦しみである。
 その結果、以下のような文章が生まれるのだ。

「阪急ブレーブスの野球帽を被って、隣家の柴犬に全力で求婚して断られる毎日。まぁ、嘘ですけどね、全部」

「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえイェーイ! ワオッ! みんな元気かな? 僕は元気じゃない!」

「しっかし、まぁ、なぁ! アレなぁ。どうなん、マジで! アレよ、アレ? ……アレ? あっ、あー……なっ?」

「食う寝るだけで一日が過ぎる僕の毎日はオカルト! そう思ったことは一度もないです」

「一富士 二鷹 原哲夫! 初夢で原哲夫が名作を書いた。そしてそのレビューを僕が書いた!」

「ラジオで医者が『アナルは感じないのが普通』と言っていた。じゃ、俺は異常? 終了! またっ!」


 これらの文章は実際に雑誌に掲載されたものである。
 ひどい、ひどすぎる。
 なんで、こんなことを書いたのだろうか?
 なぜ懊悩のすえにこのような文章が生まれるのか?
 なぜアナルについて書かなくてはいけないのか?
 なぜ邪神を呼び出そうとするのか?
 普通に近況を書けばいいのだろうか、普通に近況を書く、というのがどうしてもできないのだ。
 できない、というのはプライドがあって、とかじゃなくてそのまんまんの意味でできないのだ。
 どうやって書いたらいいのかわからんちんなのである。
 ……最後にここに近況を書いてオチにしようとしたけど、何をかいたらいいのかさっぱりわからんので、これで終わりだ、オラッ!