第51回
水惑星年代記
 ウイッス!
 どうなんッスか、ああなんッスか! レビュー書くんッスか、書くんッスよ!
 というわで行くぜッ!

 男の子であるための条件というのがあると思うのだ。
 例えばそれは、戦国時代について語らせたら5時間はいけるとか、鉄道にはまるとか、伊集院のラジオを必死に聞くだとか、コーラの一気飲みして死にそうになるだとか、女の股間に穴が三つあると知りその配置がどうなってるのか半年悩んだり、女子の脇の下に異常な好奇心をしめしたり……。
 それらをまとめると、何かに対して夢中になる気持ちと女の子への好奇心が絡み合った気持ちに、適度な無知と馬鹿さをぶちこんだものが、男の子であるための条件といえるのではないだろうか。

 というわけで大石まさる『水惑星年代記』はそんな男の子の条件が、どっかりとつまった短編集である。
 くはぁ〜、胸が苦しくなって死ぬぜ? マジで!
 なんなんだこの思春期オーラは!
 男の子のまぶしいこと、まぶしいこと! 
 そして女の子達のエロいこと、エロいこと! 
 スレンダーな女の子のエロじゃなくて、適度に肉のついた田舎の女の子なエロさが、えらいことになっているのだ。んっ、もう! なんちゅうか思春期の原始的なエロ気分を思い起こさせるっちゅうか!
 短編集なのでいろいろな話が入っているのだが、基本的には宇宙にあこがれる男の子と、その男の子に興味を持つ女の子との関係でストーリーは展開していく。
 特に夜に二人で天体観測をする話が、壮絶に胸キュンもの! 
 望遠鏡をのぞくために腰を屈める女の子に尻が気になったり、顔をよせあって望遠鏡をのぞいたりの些細なエロが、脳天をビシバシ刺激するぜ! しかもそこに懐かしさや切なさの情感をたっぷりとぶちこんでやがるのだから、もうそんなもん読んでたら死んじゃいそうな気持ちになりますよ、完全に読者を殺しに来てやがる!
 宇宙に興味を持っている男の子が主人公っていうのがまたいい!
 宇宙という人類のフロンティアを描く物語の主人公として、未来への可能性に溢れ適度な蛮勇を持った夢見がちな少年ほどピッタリくる存在はいないだろう。  ここにはびっくりするほど少年の夢が詰まっている!
 少年とはなんなのか? 少年の条件とはなんなのか? その答えがここには、たーんと詰まっている!
 大石まさるの他の作品も夢見がちなSFでエロくていいのだが、読んだことのない人はまずはここから入ってくださいな!