第42回
こいつは事件だ「去年ルノアールで」
 オイオイオイオイ! テメェーら!
 今すぐチンコをしまって本屋に行くかアマゾンかbk1に行くのかのどっちかにしろ、オラッ! あー、まてまてまてまて! このレビューを読もう、という時にチンコを出してる奴がいるなら、しまわんでヨシ! そんな人間は珍しいからな! 珍しい人間は大事にしないとイカンッ! チンコ出したままでヨシ!

 とにかく、せきしろ『去年ルノアールで』でを買うんだ、そして読むんだ!
 よっぽど凄い作品が登場しない限り狂おしく強烈に今年度の最高作は大決定! 
 本作が芥川賞かなにかをとらなかったら日本文学界はもう終わりでいいや! ファックではじめる馬糞の三分クッキング以下ですよ、そんなもん!
 僕は本気でそう思っている!
 これが賞をとらない世界なんて終わっちまえ! とらなかったらハルヒを殴りながらファックしちまえばいいんですよ、ファック!
 本作はルノアール(都内に異常よくある喫茶店)に通う作者が、店内で発生した些細な出来事をとても大変そうに書いてみたり、そこからいろいろな想像を巡らしたりする、私小説風のエッセイだ。
 ここにはドを超えた空虚さが詰まっている。大和級の空虚さですよ。
 読んでも読まなくてもいいんじゃないかと思うほどの空虚さだ。
 それが想像を絶するおもしろさと笑いを生み出しているのである。
 徹底した無気力な雰囲気。
 そして、やる気のない己の姿をおもしろく浮かび上がらせる作者の壮絶な筆力。
 やる気がない、という状態をここまでおもしろく、しかも文章そのものにやる気がないように表現したというのは日本文学史の事件ですよ、奥さん! 
 そもそもやる気がないという状態をおもしろく書く、というのがもう矛盾している。本当にやる気がないならおもしろい文章なんて書けないですよ。
 おもしろい文章、という時点でいくらやる気のなさを発散しようが、やる気が透けて見えてしまうものだ。
 だがまったくそれが透けて見えない。
 心の底からやる気がないようにしか読めない。限りなく透明に近いやる気さえ感じられない。
 これは本当に本当に本当に凄いッ!
 繰り返すがこれは事件だ。
 読者のみんなが一人残らず購入して当然だと僕は心の底から信じであります! 押忍ッ!(渡)