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No.38 バイオレット・ポタージュ
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『バイオレットリキュール』なるリキュールをを手に入れました。
その名の通り、紫色のリキュールです。
色が紫色……。
紫と聞いちゃあ、黙っていられません。
ここはさっそくオリジナルカクテルを作ってみることにしました。

バイオレットリキュール : 45ml
コーンポタージュ : 適量

今回はインスタントのコーンポタージュを使いますので、まずはグラスにコーンポタージュの素を入れます。
グラスは耐熱製のものがあれば良いのですが、なかったのであらかじめ温めておいて熱湯を入れても割れないように気をつけます。

次にお湯を注ぎ、普通のコーンポタージュの完成です。
美味しそうですねぇ。
朝からなにも食べていなかったので、油断するとこのまま飲んでしまいそうです。
そこをなんとかこらえ、次へ進めましょう。
次はいよいよ噂のお酒、バイオレットリキュールです!

バイオレットリキュールと言っても、一体何のお酒なのでしょうか?
首をかしげながら裏のラベルを見てみます。
…………。
ふむふむ、青色1号が入っていますねぇ。
おまけに赤色40号も入っています。
しかし、それ以外には何が入っているのか不明です。
つまりバイオレットリキュールとは、『青い着色料』と『赤い着色料』のお酒なのです!
(本当か!?)

それではバイオレットリキュールをコーンポタージュに混ぜ合わせてみましょう!
どうなるのか、楽しみですねぇ〜。

おわっ!?
なんかすごいことに……。
中で分離しているようで、混ざっていません。
あまり美しい見た目ではありませんが……。
でもきっと、これを混ぜ合わせれば鮮やかな紫色のコーンポタージュができるに違いありません。
そう、まるで一面のラベンダー畑のごとく、美しいコーンポタージュが。
うっとりするような光景を思い描きながら、かき混ぜてみました。

うわぁぁぁ!!
なんちゅう酷い色でしょう!
食欲なんてものは、かけらも沸いてきません!
濁った緑色……。
コーンの黄色とのコントラストが合わずに酷さが倍増です!

上から見てみました。
まるでシャーレに寒天を敷き詰めて何日か放置したコーンです!
単なる青カビです!!
食パンに生えるあれと同じ色です!!!
と言うことで、このコーナー史上最悪の色彩を放つ今回のカクテルは、味見なしで終わりとさせていただきます。
それでは、さようなら〜。
…………。
それだとみなさん許してくれないんでしょうねぇ……。
…………。
しばらくこの青カビドリンクとにらめっこしていましたが、さっさと終わりにしたかったので飲んでみることにしました。
唯一の救いは、コーンポタージュ本来の匂いは損なわれていないため、匂いだけはなかなか美味しそうだという点です。
意を決して飲んでみました。
…………。
ほぼコーンポタージュの味ですね。
それにシロップっぽい甘みが加わっている感じです。
飲んだ後はアルコールが喉の奥に広がって行くようです。
そして「ぷはぁ」とでも息を吐こうものなら、その匂いはコーンポタージュの匂いで間違いありません。
見た目に驚いたのでその味は逆に拍子抜けでしたが、まあ飲める代物でした。
でもこれ、やっぱり青カビですよね……。
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