No.12 インペリアルヘルシー
今シーズンは例年以上に寒い日が続き、風邪も流行っているようです。
油断していると、すぐに喉が痛くなったり頭痛がしたり…。
こんな季節にぴったりの、マグナム級に健康飲料風カクテルをご紹介します。
これさえ飲めば、IP(イソプロピルアンチピリン)もPPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)も必要がないのです!!

さて、さっそくご紹介するのは、『インペリアルヘルシー』。
名前のとおり、ヘルシーこの上ないカクテルです。
材料はこちら。





青汁 : 40ml
養命酒 : 20ml
シュガーシロップ : 2dash

本来ならばキューサイ社製の青汁を使いたかったところなのですが、急いで入手できなかったためにファンケル社製を使用します。






そして養命酒…。
実はぱんだは養命酒を飲んだことのない、養命酒バージンなわけですが、なにやら威厳のあるパッケージです。
それもそのはず、パッケージ裏の能書きによると、400年前から伝わる薬草酒なんだそうです。
400年前というのは素晴らしいですね。
今から400年前に何があったのか、早速調べてみることにしました。

今から400年前といえば1606年!
17世紀初期までさかのぼります。

1606年(慶長11年)のジャパン史を紐解くと、時は正に江戸時代。
家康が隠居した翌年に当たるこの年は、江戸城の大修築を始めた年でもあります。
たくさんの大工さん達が寒空の下、城の修築作業をしたことでしょう。
一日中働き、家に帰った後はやっぱり風邪をひかないように手洗いうがいはかかせません。
鳥インフルエンザも怖いですからね。
流行にうるさかった当時の下町の人々も、新型インフルエンザだけは勘弁願いたかったというのは言うまでもありません。

そこで登場するのが養命酒だったわけです。
家に帰ると養命酒に青汁を混ぜ合わせ、インペリアルヘルシーを老若男女問わず楽しんでいたと言われているのです。
まさに400年の歴史を持つ、伝統的なカクテルなんですねぇ。


江戸時代の風景を思い描き、そのノスタルジックな気分に浸りつつ養命酒と青汁をシェイクします。
もちろんほんのり甘さを演出するシュガーシロップを入れるのも忘れません。
この隠し味が後から効いてくるんでしょうねぇ。





さあ、キンキンに冷えました!
楽しみながら健康になれる画期的なお酒。
なんだかとっても嫌な予感がしてきました。
いや、予感というよりは確信と言ったほうが言葉が正確です。





シェイカーからグラスに移します。
見てください、このなんとも毒々しい鮮やかな色を。
まるでエメラルドを彷彿させられるそのグリーンの輝きは、見る人に常夏の海岸を思い浮かべさせることうけあいです!





………。

こ、これはリゾート地の海の色ではない気がしてきました。
どちらかといえば清掃を怠った水槽もしくは初夏のプールの水の色と言った方が的確に思えます。
仮にこの中にフナやザリガニがいたとしても、疑問を抱かずに一緒に飲んでしまうかもしれません。

………。

これ、本当に飲むんスか、先輩?

もうすでに芳しい香りが漂ってきています。
しかし飲まなければこのコーナーを閉められません。
意を決して…。

と言っても、今回はいつも以上に覚悟が必要でした。
5分ほどためらった挙句、観念して一気に行きました!(本当にためらいました…)

不味い、もう一杯!

もう一杯飲むわけねぇだろ、こんちくしょう!!

シュガーシロップ、全く意味無いし…。

これなら風邪をひいた方が1000倍ましだと思いました。

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